私には価値が無い。

30過ぎの地味女が気持ちを整理する為、ネガティブを綴る。読んでくださった方の反面教師になれれば幸いです。

新井祥先生の漫画を読んで、自分の性とも向き合った話。

新井祥先生がTwitterフォローしてくださった……。

※先生は相互フォロー派な方のようです。

新井祥先生は、半陰陽の漫画家さんです。先生の代表作『性別が、ない!』は、私が大学時代に出会った漫画の中で、一番ハマった作品です。

今回は、私がセクシャルマイノリティについて知った、考えた経緯を書きます。 

 

性別が、ない!  (15) (ぶんか社コミックス)

性別が、ない! (15) (ぶんか社コミックス)

 

 

 今回のポイント

 

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中学生時代に「性同一性障害」を知る。

 3年B組金八先生 第6シリーズ DVD-BOX

3年B組金八先生 第6シリーズ DVD-BOX

 

 BLの世界を知った中学生の頃、ドラマ『金八先生』では、上戸彩さん演じる女子生徒が性同一性障害であるという話をしていた。

知ったけど、よく分からなかった。

結局彼女は私の中で、ボーイッシュな女の子で終わってしまった。

仕方ない。未成年だから髪型と服装位でしか男アピール出来ないしね。

 

その後、十代の好奇心で、性同一性障害についての本を読んだ。

 

女から男になったワタシ

女から男になったワタシ

 

 近くの図書館で見つけたのがこの本だった。

「婦人科を受診して、内診してもらい、そこで性別適合手術の相談をする」

「海外で性別適合手術をする。女性→男性の場合、3回程に段階を分けて手術する」

と具体的な内容が書かれていた。

大変勉強になった一方で、まだ中高生で、性や恋愛に疎かった私には「本の向こうの話」という感覚を越えられなかった。

 

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『性別が、ない!』を通して、セクシャルマイノリティについて知る。

 

大学時代、帰り道に立ち寄った古本屋で変わったタイトルの漫画を見つけた。

 

 カラフルな表紙に描かれている男性は、男性? 性別がない?

初めはFTMの方かと思ったら、違った。半陰陽の方の話だった。

セクシャルマイノリティに興味があったのもあるが、それ以上にビリーズブートキャンプ等、直近の話題をネタにした四コマ漫画風が面白かったので購入した。

その後、1巻から買って読むようになり、最終15巻までお世話になることになった。

 

『性別が、ない!』では、世の中には色んな人がいる、ということを教わった。今までと違うのは、それを楽しく描いてくれていることだ。

虎井さんの本や金八先生もそうだが、セクシャルマイノリティを題材にしたものは、少々堅めの印象があった。

しかし、『性別が、ない!』は青年漫画雑誌『本当にあった笑える話』掲載というのも

あり、良い意味で軽いノリで描かれている。

 

本当にあった笑える話 2017年9月号[雑誌]

本当にあった笑える話 2017年9月号[雑誌]

 

 

 そしてもう一つ、新井先生やアシスタントのこうくん、他登場する方々は実在して、ブログ等で顔も出していた。

 これが私にとって、とても大きかった。

FTM等の方がどんなお姿をされているのかが、私は想像できなかった。

(新井先生は女性として暮らしてきたが、30歳の頃に男性として暮らすようになった)

男性ホルモン注射、性別適合手術の結果、どう変化するのかを、今一つ掴めなかった。

新井先生はご自身のブログでこうくん含め、姿を公開していた。

作品に登場するFTMで性別適合手術を受けた方のブログを見ることができた。

画像を見ることで、自分が思っていたよりも「女性に見えない」「違和感がない」と感じた。

他にも、登場するゲイバーやおなべホストクラブ等、ネット検索すれば実在するお店だと分かり、ますます興味がわき、自分の中にあった壁や距離のようなものが薄れていった。

 

中高生の頃は、まだ自由にインターネットを使える環境ではなかった。

大学生になり、パソコンを買ってもらい、バイトでケータイ代を自分で払うようになって初めて、ネットを通して普段の生活では接することのない人々を知ることができたのだった。

 

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セクシャルマイノリティの存在を知り、自分の性と向き合った。

 

なぜ、私は十代の頃から、セクシャルマイノリティについて興味を持ったのか。

不謹慎な話だが、正直に言うと性的・エロな要素が絡んでくるからだった。

『性別が、ない!』は青年向けなので、エッチな要素も多々出てくる。恋愛経験がなく、エロい経験なんてもっと無かった私にとって、好奇心をくすぐられるものだった。

作品に登場する方々の多くは、セクシャルマイノリティであろうがなかろうが、パートナーがいたりいなかったり、恋愛・失恋して、セックスしていた。

私は実践できなかったが、恋愛や性的なものについて「こうでないと駄目!」という枠を壊してくれた気がする。

 

 ところで、セクシャルマイノリティに興味を持った私は、実際にそういう方々に会いに行ったのかというと、していない。興味本位で近づくのは失礼ではないかと思ったからだ。

 

だが20代の頃に、偶然知人から「自分は同性愛者でもある」とカミングアウトされた。

恋愛についての話になり、どうしても矛盾が生じる部分が出てしまった為、やむなく知人は教えてくれた。

私は「そういうことか。納得した~」とストンと落ち着いた。同時に、とてもデリケートなことを話してくれた知人に感謝と申し訳ないという気持ちになった。

 

そして、その時「自分は異性愛者だ」と実感した。

セクシャルマイノリティに興味があったのは、別に自分がそうではないかと疑っていたからではない。何となく自分は男性と恋愛して、肉体関係を結ぶんだと思っていた。

だけど、知人のカミングアウトを通して、自分はどうかと考えた時、私は男性と恋愛したいし、男性の身体に触れてセックスしたいんだというはっきりとした結論に至った。

 

知人とは性的な話は一切していないし、誰かに相談した訳でもない。

だけど、世の中には色んな性があることを学び、その上で自分の性とも向き合うことができた。

 

性と向き合うと言うことは、セックスやオナニーするということだけではない。

世間一般より大分遅いかもしれないが、自分を知ることが出来て良かったと思う。

 

新井先生、最新作を出されているようだし、久しぶりに読もうかな。

 

お粗末さまでした。

 

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余談

 

 

いわゆる「ニューハーフ」「オカマ」という存在は、アニメ『クレヨンしんちゃん』を通して小学生の頃に知った。

流れで「オナベ」も。

後に、同性愛者の方の著書を大学の頃に読み、「オカマ、オナベ」は侮蔑的な表現であることを知った。

また、テレビ等で見られる「可愛い女の子だと思ったらアソコがもっこりしてて、男だと分かった」というオチのコントについても、セクシャルマイノリティに対する差別的表現だという記述があり、今まで何も考えずに笑っていた私は戸惑った。

タイトルを思い出せず、申し訳ない限りだ。

 

Twitterやってます。

新井先生とこうくんのつぶやきをチェックする日々。

 

 

本当にどうでもいいことばっかつぶやいてるな。

※2017/10/21 タイトルだけ変更しました。