私には価値が無い。

30過ぎの地味女が気持ちを整理の為、ネガティブを綴る。読んでくださった方の反面教師になれれば幸いです。

【うろ覚えレビュー】『桐島、部活やめるってよ』胸が痛くて熱くて泣きそうになる。


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うろ覚えレビュー、第2弾。

大した読書・映画観賞量じゃないけど、私も語りたい欲求がある。だが、なかなか出せない。私の友人の多くが、はるかに本や映画等を作品を深く読み込み、上手に語るからだ。私の出る幕はなかった。

だから、はてなブログ様の力を借ります。

 

 

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

 

 

 

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

 ※原作小説は未読、映画DVDだけ観ました。

 

スクールカースト上位に立つ、皆からの人気者「桐島」がバレーボール部を辞めるという噂が広がる。「桐島」の友人・恋人・部活仲間が戸惑い、その戸惑いの波は、カースト下位にまで及んでいく。

 

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どんな学生時代だったかで、感じ方が変わる不思議な映画

 初めてDVDでこの作品を観たとき、散々胸を締め付けられたまま、すうーっと終わっていった感じで、正直戸惑った。読解力の乏しい私は、この映画は何だったのだろうかと、答えを求め、ネットで「ネタバレ感想ブログ」を探す。

とても参考になるブログを書いていらっしゃる方がいて、私は勉強させてもらった。そして、改めて観た。その方のブログがどんなだったかうろ覚えの為、紹介できないのが申し訳ない。その方が言ってた(と認識している)お言葉を借りると、この映画は「何とも思わない人」「めちゃくちゃ共感できる人」に分かれるらしい。

ポイントは学生時代の自分のヒエラルキーだ。クラスの人気者グループやそれに近い位置にいた人は、神木くん演じる映画部部長の立場が分かりにくいというか共感出来ない。似たポジションの人は、あの扱われ方が痛いほど分かる。

 

私は小中高とヒエラルキー最下層にいた。それを認めたくなくて、必死で自分なりに対策した。それらの全てが無意味だったのだが。

一番胸が痛かったシーン。映画部がコンクールに作品を出して、第一次選考を通った。顧問は「素晴らしいことだから」と全校集会で紹介する。

集会で放送部が内心「だる~い、ださ~い」という感じで映画部員を壇上に呼ぶ。皆「映画部て何?」「キモい、ダサい」「てか、第二次選考は落ちたんだろ」といった冷たい視線と完全なる無関心の中、彼らは公開処刑される。

見ていた私「あーーーーーー!!!! やめて!!! ただの地獄!! 苦しすぎる!!!!」と悶絶した。 

皆の前に立った映画部は偉い。私だったら集会に出ない。高校時代の私は、ヒエラルキー最下層かつ友達もいなかったので、ちょくちょく登校をサボっていた。

 

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なのに何故? ラストにかけて、皆が走り出すシーンに胸がキュンとなるの?

映画後半、桐島がいると聞き、メインキャラクターが一斉に屋上に向かう。

高校生が廊下を駆け抜けるシーンを見て、「私も何かに向かって走ったことあったなぁ」と懐かしい気持ちになり、胸が温かくなった。と言っても、私は次の授業に遅れるとかその程度だし。「急げ~、アハハハ」と急がなきゃいけないのに楽しい感じで皆走るけど、そこに私がいるかいないかは皆にはとてつもなくどうでもいいこと。

だから青春時代を語るって苦手なんだよな。

 

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今、あの映画を思い出して感じたこと。映画部部長は凄い奴だ。

 

私が見たブログで、神木くん演じる映画部部長について、こんな感じのことを言っていた。

『彼は多分大学生になっても、自分の好きな映画を撮り続けていると思う。きっと彼は変わらないだろう』

DVD見た直後は、ヒエラルキー下位の扱われ方に辛さいっぱいだったが、最近思う。

映画部の連中は、そこまで気にしていないんじゃないか? 自分達がモテない、ダサいと思われているのは承知。悔しいとか嫌な気持ちになるけど、だからって映画作りはやめない。

副部長のタケちゃんが、イケテる女子グループに嘲笑われた時、直接歯向かいはしないけど「俺が監督になってもあいつらみたいな女優は使わねぇ」的なことをぼそっと言っていた。彼らはやりたいことをっているだけで、それを馬鹿にされたところでいじいじしない。好きなことができて、一緒に楽しめる仲間がいる。最高の高校生活じゃないか。

 

桐島と並ぶヒエラルキー最高位の少年が、映画部部長の前で涙を流すシーンがある。周りからの扱いが酷くても、好きなことをしている彼らを格好良いと思ったのか、羨ましいと思ったのか。何であれ、私の心は少し救われた。映画部を認めてくれたから。ヒエラルキー最高位少年にちゃんと人と向き合える人間性を持っていたから。

 

最後に思ったこと。

私は映画部連中をダサい、痛いと思ったけど、彼らをダサいと馬鹿にする自分の方が、よっぽどカッコ悪いんじゃないか?

改めて観たい気持ちもあるが、あのギューと胸が締め付けられる感覚になるのも辛い。悩ましい話である。

 

↓うろ覚えレビュー第1弾はこちら

 

 

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