私には価値が無い。

30過ぎの平凡地味女が自身の気持ちを整理する為、ネガティブなことを書く。

【レビュー】レイザーラモンRGさんの『人生はあるあるである』を読み、目頭を熱くした


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 本屋さんでたまたま見かけて、どうしても気になってしまい購入した。

お笑いコンビ「レイザーラモン」のRGさんの『人生はあるあるである』。

 

 読み終わった感想一言:「レイザーラモンを応援したくなった」

 

RGさんの子ども時代から今に至るまでの半生を、持ちネタのあるあるを交えて綴っている。読後、RGさん、相方HGさんの苦労と努力を思い、今後応援したくなった。

と言っても、私はお笑いライブや劇場に行ったり、DVDを購入するようなことは今までしたことないので、恐らくこれからも、テレビ等のメディアで楽しみながら応援させていただくことになるだろう。すみません。

 

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凄いと思ったこと:俵万智さんにほめられる。

 

RGさんは自身のあるあるネタについて語っている。そこで歌人俵万智さんに「日本語の使い方が上手い」と評価されたエピソードを紹介している。

俳句とか川柳とか、よく分からない私だが、俵万智さんの『サラダ記念日』は読んでて、心をくすぐられる心地好さを味わえた。そんな御方にほめられるとか、RGさん凄すぎる!!!

俵万智さんがおほめになられた歌舞伎あるあるは、歌舞伎を生で一度も観たことない私でも情景が浮かび、じわりときた。

 

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そうだったのかと思ったこと:あの衣装は流行りの乗っかりじゃなかった。

 

 

 

レイザーラモンHG

レイザーラモンHG

 

 私がレイザーラモンを知ったのは、HGさんの「フォー」が流行った頃。当初は「レイザーラモンHG」というピン芸人さんだと思っていた。だが、後にRGと名乗る男が現れた。HGと同じ格好をしているが、引き締まった肉体のHGと異なり、この方はレザースーツから腹肉がはみ出ていた。

初めて見た私は「くだらない。人気が出てる相方に便乗している感じがなんか嫌だ」と思ってしまった(すみません)。似たような感情を抱いた方は多かったらしく、RGさんいわく「あの頃めちゃくちゃ嫌われた」とのこと。

だが、あれはプロレス的ノリから来たものらしいのだ。お二人の笑いの根元は学生プロレスで、デビュー時はプロレスネタが主流だったそうだ。

HGさんがハードゲイネタで人気が出たので、RGさんは「HGはプロレスで言う正義役だから、相方の自分はそのヒール役をやろう」と決めたのだ。残念ながら私も含め、世間は「RGさんは売れてる相方に乗っかっているだけ」と冷たかったそうだ。

当時、プロレス知識など私には全くなく、プロレスネタ時代のレイザーラモンも知らなかったので、このエピソードは興味深かった。知らないということは、大きな誤解を生むということだろうか。

 

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羨ましかったこと:好きなものにとことん打ち込んだ青春時代

 

青春時代のRGさんは、田舎育ちとのことで、東京への憧れが強く、いつか上京することを夢見て、大好きな音楽にのめり込んだ。当時流行りのバンドとは違うテイストが好きで、「モテないバンド活動」に勤しんでいたようだ。インターネットが普及していない時代。ラジオや雑誌等を聴き込み・読み込み、後の自分の血肉にした。いざ、念願の上京をした際は、物凄い勢いで大好きなものを吸収していった。

この辺りを読んでいて、私は少し羨ましさを感じた。私だったら音楽が好きでも、周りの目や親の反応を気にして、手に取るCDや雑誌、カラオケの曲を選んでいただろう。好きなものへのハングリー精神を持たずに、今日まで過ごしてきた。

この違いは何かはよく分からないが、若きRGさんの行動力は素晴らしいなと思った。

 

↑※私の青春時代はこんな感じでした。

 

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まとめ:レザースーツではなく、ビジネススーツを着て、漫才をするレイザーラモンHG・RGさんを想うと目頭が熱くなる。

 
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その他、RGさんは家族に関するエピソードも紹介してくれた。お子さんのいるRGさん。芸人故に話せなかったという辛いエピソードも語っている。電車内で読みながら、涙ぐんでしまった。

 

そもそも私がこの本を買った理由は、少し前にお二人の漫才を観たからである。「フォー」の一発屋という、大変失礼なイメージしかなかったが、その時のお二人はスーツにネクタイを締めていた。RGさんの歌ネタがメインで、RGさんがぐいぐい引っ張っている印象を受けた。

その時私は、レザースーツを着ずに漫才をしていること、大ブレイクした相方の日陰にいただろうRGさんが活躍していることにささやかな感動を覚えた。

 

私は一発屋と聴くと、「でも彼らにはその先の人生もあるわけで、その瞬間だけ売れても、その後どうなってしまうんだろう」とマイナスな考えを抱いてしまっていた。

しかし、あの漫才を観た時「あ、ちゃんと努力して頑張ってらっしゃるんだ。簡単には消えないんだ」とどこか安心した気持ちになった。

それから少しして出会ったのがこの本だ。

 

たまには、自分以外の方の半生をじっくり振り替えるのも悪くない。

 

 

サラダ記念日

サラダ記念日

 

 今読むと、また違う心キュンキュンが味わえるかもしれないな。歌集を買うのも良いかも。